2013年1月22日火曜日

「山田経営維新塾メールマガジン」VOL30,2012.12.28号

届いていますか? 同志からのメッセージ


12月の午後の特別講師は塾生の石川秀樹さんにお願いしました。
驚くことがいくつかありました。
『石川さんだから、きちんとやってくださるだろう』とは思っていましたが。
もっとも驚いたのは、用意周到さです。

講義のレジュメとしてA416ページに及ぶレジュメを用意してくれました。
文字通り「読めばわかる」内容になっていました。
石川さんがなぜここまで詳細なレジュメを用意したのか、考えてみました。

第一に、それはご自分のためでしょう。
わかっていることを人に話すということは、実はそれほど簡単なことではありません。特に、腹の中にストンと落ちるように理解してもらうのは大変です。
話が行ったり来たりすると、途端に、何をいいたいかが分からなくなってしまいます。
難しい言葉も禁物。書く場合以上に、やさしい言葉で、かんで砕くように説明しなければなりません。
理路整然となるように、話の順番を付けるようにレジュメを作ったのでしょう。

第二に、これだけの内容ですから、90分で理解するのは無理だと考えたのではないでしょうか。所々、例文も書いてくれています。これをすべて時間内に説明するのは無理です。それ以上に、みなさんがここまでのことを「聴いて理解した」としても、とてもではないが「記憶に残す」ことは難しい。講義の中身は濃密でしたから、メモを執るのも難しかったでしょう。
だから、その手間を省いてくれたのだと、私は理解しました。

第三、これはいかにも石川さんらしいと思うのですが、私がお願いしたテーマ「よい手紙の書き方」あるいは「よい文章の書き方」について、石川さん流のひねりが利いているというか、テーマをかなり意訳してくれています。

講義の冒頭、いきなり「文章は人となりだ」という話から始めました。
そしてFacebookグループへの書き込みを例にして、同志1人ひとりの性格や人柄を『文章から感じ取れる』範囲で述べ始めました。
おおむね当たっていましたね、みなさんはどう感じましたか?

この話に石川さんは、きっちり30分強の時間を割いています。
その分だけ、「文章講座」に当てられる時間は短くなる。
だから「読めば分かるレジュメ」を用意したのではないでしょうか。
30分」はみなさん1人ひとりに宛てたメッセージです。
その思いは伝わった、と私は思っています。

もう1つ、「よい文章」と直接は関係ないのですが、繰り返し強調していたことがあります。覚えていますか?
「あなたたちは経営者なのだから」という言葉です。
石川さんは、3回これをいっていました。
経営者だから、よい文章を書くのは当たり前、書くための努力をするのは当たり前。
重い言葉だなあ、と私は思いました。
よい文章を書け、といっているのではないのでしょう。

「でも、あなたたちは経営者なんだ」
経営者とはなんですか? 
事業を強い意思で遂行する者、計画を立て実行する者、従業員とその家族の先頭に立つ者―ですよ。そして事業は、1人では遂行できない。必ず相手がいるし、社員を動かさなければならない。
そのためには「言葉」を使います。

言葉ひとつに人は反応します。
それは恐ろしいくらいに敏感に反応する。よくも悪くも。
言葉だけではないですね。「態度」「立ち居振る舞い」も同じように相手に響きます。そういうすべての要素をひっくるめたものが「よい文章」を書くための基本だ、と石川さんはいっていたように思うのです。
「あなたたちは経営者なんだから」
甘えを捨てなさい、といっているように感じました。

いろいろな受け止め方があると思いますが、勇気あるメッセージであることは間違いありません。
そうそう、もうひとつメッセージがありました。
「理解したら実行しようぜ」

今年も残り少なくなりました。
1年のまとめをしっかりやり、来年に備えましょう。




■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

★「非常識社長の維新を起こす経営」★

アマゾンにてご予約可能
お近くの書店でもお買い求め頂けます。
http://www.amazon.co.jp/%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E8%AD%98%E7%A4%BE%E9%95%B7%E3%81%AE%E7%B6%AD%E6%96%B0%E3%82%92%E8%B5%B7%E3%81%93%E3%81%99%E7%B5%8C%E5%96%B6-%E5%B1%B1%E7%94%B0-%E5%A3%BD%E9%9B%84/dp/4896102347/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1336989767&sr=8-1
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
一般社団法人「山田経営維新塾」
HP : http://www.yamadajuku.jp/Blog : http://yamada-hisao.seesaa.net/
山田経営維新塾メールマガジンバックナンバー
http://yamadajuku.blogspot.jp/
アメーバブログ
http://ameblo.jp/yamadajuku/
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
社団法人「山田経営維新塾」
事務所住所
〒420-0034 静岡市葵区常盤町一丁目
8番地の6アイワビル7F
事務局(担当:岡田)yamadajuku@live.jp
塾長:master@yamadajuku.jp
電 話    054-653-3607

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。