2013年2月17日日曜日

「山田経営維新塾メールマガジン」VOL34,2013.2.18号

息抜きの中で学んだこと


雪の白川郷( 岐阜県大野郡白川村)に行ってきました。
岐阜県といっても、ひと山越えれば日本海が見えるかというくらい静岡からは遠い雪国です。太平洋岸は快晴。にもかかわらず東海北陸自動車道の高山を越えたあたりから、雪が舞い、渋滞が始まりました。21011日の連休を、塾生とその家族たちと小旅行に出かけたのでした。

日常を離れ、異空間で接するといろいろな発見があります。
ホテルでの受講風景からは見えない人柄がにじみでてくるのです。
91718日には上高地に12日の小旅行。
1010日には長野県駒ケ根市の千畳敷カールにも行ってきました。
これで3回目の“旅”です。
今回はバスをチャーターしたので、ご家族の参加も募りました。
子どもたちが加わったことで、塾生のやわらかな笑顔を見られたのが私にはなによりでした。

先日は、学ぶのはいいが、行動に移さなければ意味がないのだ、と少し厳しいことをいいました。それは確かにその通りで、覚悟を決めてやってもらわなければ困ります。
しかし一方、まなじりを決して挑むように事業に打ち込むとなると、自分への鞭(ムチ)の入れ方が難しいです。成果を急ぎ、鞭を振るい続け、拍車を掛けてばかりでは馬が参ってしまいます。馬は自分であり、社員さんであり、自分を見守り続ける家族でもあります。

前回の小旅行の報告で私は「オンとオフを上手に切り換えてやっていこう」といいました。
謙虚で素直に、おかげさま、感謝の心でと常々いっていますが、それはコミュニケーションのことです。大人になると、これに欲が入るから難しくなるのです。
誰しも『うまくやりたい』と思う。
失敗した営業を思い出してください。『今度こそ』とか『同失敗はできない』『なめられてたまるか』『ここは筋を通す』『でもこの仕事、どうしても落としたい』『すごい会社と思われたい』……さまざまな欲が入って、謙虚で素直がいつの間にか「卑屈で理屈っぽく」言い訳をするようになるのです。
大人は辛い。いろいろなものを抱えているからなおさらです。
今回は小学生のお子さんたちが2組参加してくれました。
はじめのうちこそ大人しかったのが、途中からはすっかり打ち解け、兄弟姉妹のようになっていました。なにげなく見ていると、時と場合によって、リーダーが代わっています。役割が自在に変わっていくのです。まるで生き物のように、柔軟に“権力”が代わっていくのでした。一番小さな子が、お姉さんたちをリードしているような時さえありました。もちろんそれは、年長の子が合わせているのですが。
ほとんど初めてといってよい、本格的な雪遊びに子どもたちは熱中しました。
そこに大人が入り、一緒に遊ぶ(遊んでもらう)光景も見られました。何たるサービス精神。それは大人の気配りだけではなく、子どもたちは子どもたちなりに夢中でありつつ、仲間となった“大人”に気を配っているのでした。

最後は子どもたちが“胸襟を開き”大人たちのサロンにやってきて、話をしてくれました。こうした動きはもちろん、計算したものではありません。子どもたちなりの感謝の表現だったのではないでしょうか。
これを私たちの商売に結び付けて語るべきではありませんが、私は感嘆するところがあったのです。
「人や会社を動かすのは、知識や経験ばかりではない。何よりも必要なのはコミュニケーション能力だ」といつもいっているセリフを思い出しました。
大人は、頭で理解して、それだけでわかった気になってしまいます。
ホテルに缶詰めになってする勉強だけでなく、こんな子どもたちのいる風景の中でも自分をさらけ出すことができるのか、今度の旅はよい経験になりました。

さて、1期生、1年目の講義は来月の1回を残すだけとなりました。
みなさん、この11カ月間でどのように変わったのでしょうか。
それぞれに自信が生れてきていると思います。
どんなスピーチを聴くことができるのか、今から楽しみです。


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2013年2月13日水曜日

「山田経営維新塾メールマガジン」VOL33,2013.2.13号


学んだらやってみる

2月の維新塾では「コミュニケーション」を中心にお話ししました。
「□+□=6
□は何通りの組み合わせがあるでしょう。「6通り」あるいは「12通り」と考えた人が多いでしょうね。12から重複する「33」をひとつ引いて「11通り」と答えた人もいるかもしれません。答は「無限」。誰も□は「整数」だとはいっていませんからね。
いわれてみれば「なんだ、そんなことか」と思うでしょう。
似た話として『コロンブスの卵』を思い出した人も多いと思います。
私たちは、説明されれば一瞬でわかることを、いつも分からない。
なぜでしょうね。知能指数のせい? そんなことはありません。
思い込み。先入観があるんですよ、人間には。
“常識”にガチガチに縛られて、どう発想してもいいんだ、君は自由なんだ、というときでも何もひらめかない。
コロンブスの卵、実は立つことを知っていましたか?
殻をつぶさなくても、卵は立ちます。根気強く“重心”を探っていけば、十中八、九は立つんです。『コロンブスの卵』というエピソードもまた、知ってしまうと頭から信じ込んでしまって、それ以上検証してみようと思う人はいない。

最近私たちはいつも急ぎ足です。結論を急ごうとする。
人から「教わった知識」は、頭だけで終わっていたら頭の中には入りませんよ。すぐ忘れます。自分のことにする、という作業をさぼっていてはダメです。
天国と地獄という話を出して、『たらいの水』の話をしました。
どなたか、実際に試してみた人はいますか? 
水を独り占めにしようとして手前にすくい寄せようとすると、かえって水は相手側に流れてしまう。相手に先に水を与えようとして向こうに水を押し上げてやると、壁に当たって水が戻ってくる。これは二宮尊徳の話としては有名ですが、やってみてください。そう公式通りにはいかないから。第一、そんな面倒くさいことをせずに、水を単純にすくって飲めばいいだけの話だとは思いませんか?
『天国と地獄』の話もしました。ごちそうが真ん中にあって、1㍍の長い箸が1本だけある。どうしたら食べられ、両者幸せになれるのか。これはすぐ気づいた人がいました。相手に食べさせてあげればいい、が答えでした。

コミュニケーションの本題に入って私は、「『できる!』と考えて行動しよう」といいました。そうすると、▽仕事が楽しくなる▽周りに良い影響を与える▽よりよい結果が出る▽お客様から必要とされる▽「ありがとう」が多くなる-と教えました。
誰か、実行しましたか?
「『できる!』と思って行動する前に」というのも教えました。
要するに、表情・態度を明るく、やわらかに、自信をもって、他者への思いやりを忘れずに接しましょう。必ず成功するという未来を思い描いてそのように行動しましょう、ということです。
みなさん、実行しましたか?
何も難しくないですよ。教わったその瞬間からでもできることです。

コミュニケーションの前半(午前中の講義)で、人の話を聴いて理解することがいかに難しいかということを、図形を2人で描くことで実習しました。そのときのコツはなんだったでしょうか。相手の頭の中を想像してみる、ということでした。どうしたら相手の頭から「?」が消えるか、相手の気持ちになってわかりやすく話すということですよね。
逆の立場からいえば、聞くこと。
聞くことなんか誰でもできるはずです。では「聴くこと」はできますか? 相手の話すことを心を傾けて聴くこと。私たちはたいてい、自分が話すことばかりを考えていて、聴くことがおろそかになっています。

山田経営維新塾に来る目的はなんですか?
勉強すること? そうです、一所懸命に学んでください。でも、それだけで終わっては何も変わりません。自分を変えることが目的です。変えるためには行動に移さなければダメです。インプットだけに終わらせないでください。
アウトプットこそが重要です。
「社長、このごろ変わったな」とうわさされていますか?
目を見張るような変化を周りに見せていますか?
多くの塾生が、変わってきたと思います。
あと一歩です。
一歩といわず、二歩でも三歩でも、前に歩き出してみてください。
変えることは勇気がいりますが、自分の後ろの扉を閉めましょう。
あなたはもう新しいステージ(舞台)に向かおうとしています。
安全でまったりとしておだやかな居場所から踏み出す決意はできているのです。
扉を閉めて、ひとつ1つ学んだことを、自分の会社で実行してみてください。



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