2012年7月13日金曜日

山田経営維新塾メールマガジン」VOL14,2012.7.13号

テーマ 「手紙は」



宿題の②「はがきを10枚書く」は大変だったではないでしょうか。
これも「クセになる」ほど習慣化するのがコツです。

と言っても、言うはやすしだったかもしれないですね。
10人にはがきを出す、慣れてしまえばそれほど苦にならないことも、
書き慣れていない人にはとっては、数行であっても「苦痛」かと思います。

ビジネスは「前半主義」で行くべきです。
6月初めに維新塾があり、そこで宿題が出た。
1週間以内に10枚書いた人、いるのだろうか。
間際になって、土俵際に追い込まれて書くのでは、通りいっぺんになるのがオチ。
ビジネスは前半、こっちがいきなり押しこんで、相手の土俵で取っていないと苦しくなる。
時間の区切りで言えば、朝一番、遅くとも午前中で、
その日のメインになる仕事は片づけてしまう。




手紙を書く、ということは、実はメインの仕事かどうか、です。
本来なら、あるいは慣れた人なら、手すきの時間に書くのではないでしょうか。
しかし、書き慣れていなければ1日仕事になってしまうかもしれない。
そう思うから、人はついつい後回しにして、追い込まれるんです。

だから宿題は早くやらなければダメ。
他の仕事を押しのけてでもやる、というくらいに腰を据えて掛かるべきです。
何か宿題を「片手間」としか考えていないという傾向がありませんか?
徹することができていない!
頭でわかる、理解するというのは、わかったことにならない。
これも何度も何度も言っていることですが、まだストンと腑に落ちていない。

「手紙を書きなさい」は単に、タクティクス(戦術)として言っているのではない。
たった80円で(はがきなら50円)で、とてつもない効果が出るから言うのです。
字の上手、へたは関係ない。
逆に、悪筆の方が「味がある」と言わせるかもしれない。
とにかく、間を置かずに手紙を出すんです。

なぜ効果があるか、それは人がやらないからです。
簡便でないから、面倒だからです。
だからそれをやる人が目立つ、覚えてもらえるんです。
塾でお話ししましたが、私は手紙を出すことで、接点のないエライ方と何人も会っていのます。
担当者から順番に課長、部長、本部長と進むのは成功法でいいでしょう。
しかし、ビジネスの話はトップと話すのが一番早い。
尋常な手段ではありませんが、心をこめて自分の思いを書くと、
けっこうな確率で読まれ、中には「会いたい」と言ってくれる人も出ます。
元手80円の魔法です。

いつもいつもそんなムシのよいことを考えて手紙を書かなくてもいいですが、

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